一般財団法人全国強制抑留者協会のホームページ

石川県支部では9月２日（土）、金沢市文化ホールにて「シベリア抑留体験の労苦を語り継ぐ集い」を開催しました。
金沢市長代理の山口福祉健康局長、不破県議会議員のご臨席を頂き、ソ連抑留中に亡くなられた多くの死没者の方々を悼みました。

集いでは、札幌市より抑留経験者の西野忠士様(97才)をお迎えし、過酷な抑留生活の実態の中で、今日を生き抜くのに必死だったシベリアで自分に与えられた日本帰還の権利を他人の為に捨てる人間が自分のほかにもう一人いたとの話に心惹かれ、結局は「身代わり残留」は許可されなかったのでしたが、実体験の話は誠に興味深く来場者は、真剣に聞き入っていました。