たとえないようのない酷寒と飢餓。
シベリアの荒野に、不法にも拉致抑留され、過酷なノルマによる重労働を強いられ、悲惨な生き地獄の中、一途に祖国の地を踏み最愛の家族に会える日を夢見て、ひたすら耐え生きぬいた年月。当時「社会主義国」であったソ連からの引揚船による帰国。
「敗戦国」日本の戦後復興、平和の礎となった抑留体験者が「語り部」としてその労苦体験を、次の世代に語り継ぎ、「シベリア強制抑留」という史実への国民の理解を深め、先人達への深い感謝と哀悼を伝えることを目的としています。
各県支部主催の「地方展示会」開催期間中行事の他、各種団体、特に小・中学校での講演も行なっています。